減らされる正社員、増やされる非正規労働者

総務省統計局の調査によると、25歳~34歳の正規・非正規労働者の合計における非正規労働者の割合は、2000年に15.8%だったのが、2014年には約1.8倍の28.0%に増えています(出典:「最近の正規・非正規雇用の特徴」)。

わかりやすく言うと、職場に若手労働者が20人いたとして、そのうち正社員が約17人いたのが14人か15人に減って、減った分の2人か3人が非正規労働者に置き換えられているイメージです。

このデータは、2017年の今より3年前のデータですが、今も変わっていないか、より非正規労働者が増えていると考えるのが自然でしょう。

17年前よりも少なくなった正社員で責任ある業務を分担しなくてはならなくなります。

今挙げた数値はあくまで平均であり、もっと多くの正社員が減らされている職場もあります。

置き換えられた非正規労働者も大変ですが、残された正社員だって余裕があるとは言えない状況です。

 

正社員の持てる武器は「信用」

このように負担が増している正社員ですが、変わらずに持っている武器もあります。

それが「信用」です。

この信用は、金融機関が融資をするときの大きな判断材料になります。

例えば大規模な不動産投資をおこなうなら、数千万円から億単位の借り入れをする必要があります。

そのとき、非正規労働者は多額の自己資金を用意できない限り、借り入れをするのがかなり厳しいと言わざるを得ません。

正社員の場合は借り入れできる可能性が高まります。

正社員でも勤務先の規模や勤続年数、年収により額は異なるものの、やり方次第ではチャンスがあると言えるでしょう。

不動産投資は、資産をそれほど持っていないサラリーマンでも、うまく参入して成功すれば資産や収入源を作り上げることができます。

信用があることが、人生を変えることにつながるのです。

 

おわりに

僕はいまキャリアコンサルタントに加えて不動産コンサルタントとしての活動に力を入れているのですが、不動産投資に興味を持ち始めている20代~30代の正社員が増えてきている印象があります。

その人たちは口々に「数年前よりも人が減ってるのに全体の仕事量はむしろ増えている」「こんなにきついなんて入社のときには誰も思っていなかった」といった苦労を語っています。

それでも、厳しい立場に置かれていることを認識して、それをどのように抜け出すかを考えて行動を始めている点で、何もしていない同僚の人たちよりも何歩も先に進んでいます。

何も考えずに何となく正社員をやっていて、つらい気持ちを抱えている人がいるとしたら、その人にはぜひ信用を生かして人生を変える行動を起こしてほしいと強く願います。

それではまた!

 

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筆者(玉崎孝幸)プロフィール