僕がアラサー800万ビジネスマンの状態から4年の起業準備を経て実際に起業して半年がたちました。退職、独立直後のスタートアップの期間は、資金繰りに追われたり、顧客の新規開拓に追われたりと休みなく働く起業家が多いのが特徴です。生まれたての起業家には、いろんなつらいことが起こりがちですよね。僕がこの半年でもっともつらいと思ったことを、今回はお伝えします。起業を目指しているアラサー800万ビジネスマンに、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。

元同僚とまったく話がかみあわなくてつらい

僕は、資金繰りや顧客開拓、休みがないなどの苦労はしていません。つらいと感じたのは「元同僚と話がまったくかみあわなかったこと」です。起業後に元同僚と会って話す機会を得ると、決まって起業後の生活について聞かれます。起業後はサラリーマン時代とは違って家族との時間が増えていて、時間の自由ができていることを伝えると、自分もそんな生活がしたい、という声が上がります。そこで「やってみたら?」と言うと、「いや、自分には無理…」と言われてしまいます。

口では言っているけれど、行動が伴わない

僕が「退職して起業しました」というと、「自分も起業したい」「どうしたら起業できますか?」と相談をしてくれるサラリーマンの方もいます。そんな方に僕が安定起業できた理由を説明すると、「いいですね!」「すごいですね!」と言ってもらえます。そこでその人に「起業に向けて何か勉強しているんですか?」と聞くと、「時間がなくてできない」と言われてしまいます。「通勤の電車の中は?」と聞くと「スマホの課金ゲームをしている」と…。このような人は、残念ですが起業準備を進めることは難しいです。口では「やりたい」「いいですね」と言っていても行動がまったく伴っていないからです。

本気でない人は結果を出せない

行動が伴っていない人は結局、本気ではないということです。本気の人は、行動したくなってきてとりあえず本を読む、セミナーに行く、ブログを読むなどの行動をすでにしています。現状を抜け出したい人は、どうにかしたいと思ってもがいているのです。もがいていても、正しいやり方がわからないために結果が出ていない人もいますが、もがくことすらせず、本気でない人よりは成功に近づいていると言えます。本気かどうかは、安定起業を実現するうえでもとても重要です。僕が安定起業コンサルティングを引き受けるかどうかで一番に重視するのは、本気かどうかという点です。なぜなら、本気でない人は、どれだけ支援をしても結果が出ることはないからです。

さいごに

元同僚のなかでも話がかみ合わないのは、現状を憂いていても変えようとする本気の気持ちがない人です。そのような人と話すのは無力感を感じて、つらいものです。一方で、起業を目指して動き始めている元同僚と話すときは、かみ合った話ができて、充実した時間を過ごすことができます。すでに動き始めている人は本気の人です。僕は3~8年あればアラサー800万ビジネスマンの安定起業は可能だと思っています。ただ、それを成しえるのは本気の人だけです。現状を抜け出すチャンスをつかめるかどうかは、本気かどうかにかかっています。アラサー800万ビジネスマンで起業を目指す人は、本気になって行動してみてください。安定起業の実現が近づいてくるはずです。それではまた!

筆者(玉崎孝幸)プロフィール

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