14年間、会社からサラリーをもらい続けていた元記者大家のタマザキです。
僕は2016年5月をもって会社を退職したのでサラリーをもらう生活にピリオドを打ちました。
サラリーマンは、病気をせず、さぼらずに会社に出勤していればかならずサラリーをもらえます。
その意味で、安定している立場として知られています。
そんなこともあって、サラリーマンをやめるのはリスクが高い、と思っている方は多いと思います。
一方で、「オレの給料、安すぎ!?」と言いたくなってしまう人もいるかもしれません。
「搾取されている!」と叫びたくなってしまうかもしれません。
なんとなく多くの人がやっているサラリーマンですが、実際に搾取されているんでしょうか?
今一度、サラリーマンという働き方について考えてみましょう。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
サラリーマンが毎月給料を受け取れるのはなぜ!?
僕がサラリーマンをしていたとき、毎月安定した給料を受け取ることができました。
新社会人のころは、感慨深かったのですが、1年もすると当たり前だと思うようになりました(笑)。
それどころか、「こんなに激務なのに安いよな~」とすら思っていました(ごめんなさい)。
会社の売り上げや利益は毎月変動することがつきものです。
それでもサラリーマンである僕が約束された給料を受け取れたのはなぜでしょうか?
それは、会社が事業リスクを代わりに取ってくれていたからです。
リスクとは結果の不確実性のことです。
来月の売り上げや利益はどうなるかわからない。
でも会社は最初から「人件費」として固定的に費用を計上してくれています。
たとえどれだけ損失が出たとしても、優先的に僕の給料にお金を回してくれていたのです。
ここで押さえるべきポイントは、サラリーマンは「確実」に給料を受け取れる、ということです。
ここに「リスク(=不確実性)」はほぼありません。
だから将来設計を考えたり、当面の生活を計算したりすることができます。
安心できますね。
ちなみに、もし給与収入以外の収入源がなければ、会社が倒産したら収入はゼロになってしまいます。
また、会社がいきなり「給料カット!」と言ったらそれに従うか、嫌なら辞めるしかないのです。
会社はサラリーマンの代わりにリスクを取って、何を得ているのか?
会社はサラリーマンに確実にお金を渡す、という義務を果たしていますが、何を得ているのでしょうか?
そう、労働力ですね。
経営者一人の力ではできないことも、事業を手伝ってくれる人がいれば実現することができます。
だから労働力を確保することはとても大切です。
だから、「人件費」という大きな、そして確実にかかるコストを支払うリスクを取ってでもサラリーマンを雇うわけです。
サラリーマンが頑張って稼いだ売り上げや利益は、ぜんぶ会社が受け取ります。
サラリーマンの頑張りで利益が100倍になったとしても、契約が固定給なら、儲けは会社が総取りして決まった少ないお給料だけをサラリーマンに渡していればいいわけです。
これが、サラリーマンが搾取されている、といわれる理由です。
リスクを取って事業を運営している立場にあるので、儲かったときに大きな利益を上げることができます。
(次のページで、サラリーマンって損しているのか? についてお伝えします!)