起業初期のころというと皆さんはどういうイメージを持ちますか? よく聞かれるのは「自己資金がどんどん減る」「融資を受けるために金融機関を走り回る」「自分への給料なんてまったく出せない」といった、お金で苦労するというイメージ。お金で苦労したことの少ないアラサー800万ビジネスマンには想像しにくい状況かもしれません。それだけに、僕もそうでしたが起業してすぐにお金で苦労するのはイヤだ、という気持ちも強いはず。僕は幸いにも起業してから半年、お金がなくて困ったという経験はありません。それはサラリーマン時代から、徹底した準備を重ねて満を持して起業をしたからです。どんな準備をしてきたのか、この記事ではそれをご紹介します。起業直後にお金で困りたくない、というアラサー800万ビジネスマンは必見です!

売り上げが不安定だから苦労する

そもそも、なぜ起業初期にお金で苦労する人が多いのでしょうか。僕が友達の起業家に起業初期にお金で困ったかと聞くと、ほとんどの人が「イエス」と答えます。詳しく聞いていくとおおむね共通する原因がわかりました。それは売り上げが不安定であったためです。起業初期は、月ごとに売り上げが多くなったり少なくなったりしがちです。起業初期にお金で苦労しないためには「売り上げを安定させる」ことが最重要と言えます。

安定収入を得られる「継続ビジネス」の構築が重要

月ごとに変動せず確実に売り上げを上げるためにはどういうことが有効でしょうか。僕は「同じお客様から同じ金額を毎月いただく」ビジネスを確立することだと考えます。これに気づいたのは、僕が以前勤めていた教育サービス会社のビジネスモデルを分析したためです。この会社では毎月同じ額のサービスを顧客からいただく会員型の継続ビジネスをしています。このビジネスでは、お客様の数が月ごとに大きく変動することは少ないため、毎月の売り上げが計算でき、利益も安定すると見込まれます。フィットネスクラブなども同じ会員ビジネスと言えます。このビジネスでは、会員が一気に退会しない限り、お金をいただけるため、非常に利益が安定します。

不動産投資はサラリーマンの僕でもできた「継続ビジネス」

起業する前に、同じお客様から同じ金額を毎月いただく継続ビジネスを確立しておけば、起業してからもお金に困る可能性は低くなるわけです。僕がサラリーマン時代におこなっていた不動産投資は、まさにそのビジネスでした。お客様が賃貸用の部屋に住み続ける限り、同じ金額の料金(家賃)を毎月いただくことができます。ワンルームでも2年程度は住む方が多いので、一度入居が決まれば、2年間はほぼ確実に安定した売り上げを上げることができます。僕は物件の仕入れ値を押さえて、部屋を稼働させることができているため、毎月ほぼ変わらない金額の利益を上げることができています。

さいごに

継続ビジネスを確立せずに、いきなり会社を辞めて起業をしてしまうと、ほとんどの人がお金で苦労することになります。もしあなたが起業をめざしていて、お金で苦労したくなかったら、サラリーマンでいるあいだに継続ビジネスを確立してください。アラサー800万ビジネスマンだった僕が選んだ継続ビジネスは不動産投資でした。サラリーマンの信用があると、金融機関も融資をしてくれやすいので、アラサー800万ビジネスマンには特に向いています。ただ、不動産投資は事業なので、十分に知識を習得して行動を積み重ねてから始めることが必要です。くれぐれも安易に参入しないように気をつけてくださいね。それではまた!

 

筆者(玉崎孝幸)プロフィール

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