転勤。
それはサラリーマンにとって大きな負担になるものです。
引っ越しなどの生活の変化はもちろん、今の仕事の引き継ぎや、新天地でスムーズに業務をスタートさせることなど大変なことがいくつもあります。
そこで、今回は3年で2回転勤した経験をもとに、転勤をうまく乗り切るコツをお伝えします。
否定されたととらえない
まずは辞令の受け止め方です。
本社など会社の中心部から地方などへの異動の場合は、多くの場合マイナスにとらえがちです。
僕の場合は、入社直後から地方勤務だったのですが入社前から覚悟はできていたのでそれほどショックはありませんでした。
サラリーマンである以上、転勤(地方勤務)は覚悟しなくてはなりません。
なぜ今、なぜオレが、という気持ちもあるでしょう。
これはあなたが悪いのではなく、会社の都合です。
誰かを本社に上げなくてはならないとき、入れ替わりに本社から誰かを地方に出さなくては人数のバランスが崩れてしまいます。
その程度のものです。
大切なのは、自分が否定されたととらえないことです。
もし悔しい気持ちがあるなら、その気持ちを持って地方で結果を上げて本社に戻ろうとするモチベーションに変えてください。
転勤は引き継ぎが9割
転勤の際にもっとも大事なのは引き継ぎです。
これがうまくいけば、転勤は9割方成功です。
物理的にその場所にはいなくなるので、いる間に後任にできるだけ自分の知見を伝えて、担当者が変わっても滞らないようにすることが大切です。
オススメなのは、チェックリスト化です。
毎年、毎月、毎週やっているルーティンな仕事と、今取り組んでいる仕掛かりの仕事に分けて、業務を洗い出します。
僕の場合は、新聞記者だったので定例の記者会見の日程や取材先の担当者についての所感をメモにまとめて、後任に渡すようにしていました。
落ちこぼれだったのでスクープにつながるとっておきの取材先を紹介することはできませんでしたが(苦笑)。
このとき、口頭で引き継ぐのは漏れが多くなりがちなのでオススメできません。
僕の場合は、リストで引き継ぎをしたあと、頻繁に会っている取材先にはできるだけ後任と一緒にあいさつ回りをするようにしました。
これは後任の不安を取り除くことにつながるのでとても効果的です。
終わりをしっかりと締められれば、それまでの仕事ぶりがイマイチだったとしても、感謝されます。
今後会社の中で仕事をするにあたってもプラスに働きます。
新天地では即結果を出す
そうして引き継ぎをしつつ、新天地にも目を向けます。
最初にやるべきことはすぐに目に見える結果を出すことです。
最初にインパクトのある結果を残すことができれば、上司や同僚からの信頼が得られるので、仕事を進めやすくなります。
最初の頑張りがそれ以降に効いてくるということです。
最初だけ結果を残せば、あとは少しゆるめて通常通りの仕事のペースにしても大丈夫です。最初から結果を出すために僕がやっていたことがあります。
それは、転勤の日よりも前に、できるだけ新しい職場に顔を出して前任者と話をしたり、新しい上司や同僚と挨拶をしたりするようにした、ということです。
これをしておくと、受け入れる側に「トラブルを起こす人ではなさそうだ」と安心感を与えられます。
また、「わからないので教えてください」と言いやすいため、多くの有益な情報を得ることにもつながります。
新しい仕事への熱意も伝えられますので、いいことづくめです。
もし転勤するなら、早めに新しい職場での関係性をつくるためにも、転勤前に有休などを使って足を運ぶことをオススメします。
ここは重要なところなので、例え転勤先が遠い場所だとしても、お金や時間を割く価値があります。
さいごに
転勤というのは、サラリーマン人生において転機となることが多い出来事です。
たとえ中心地から地方への転勤だったとしても、そこでしか得られない学びや成長につなげることができます。
住む場所、働く場所さえ自由にならないのがサラリーマン、という絶望的な気持ちになることもあるかもしれません。
僕の場合は、その気持ちを忘れずにいたからこそ、その後努力をしてサラリーマンを抜け出すことができたのだと思っています。
あまりマイナスにとらえず、ここからどうやって未来を切り開くのかの戦略を冷静に練り、時間的自由獲得につなげてもらいたい、と感じています。
それではまた!
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