安定起業コンサルティングで起業したいアラサー800万ビジネスマンの方の相談を受けていると「何からしたらいいかわからない」という方も多くいます。その結果、起業の準備を進めることができず、サラリーマンをただ続けてしまっている、という人も。特にアラサー800万ビジネスマンの場合は、待遇も恵まれているため、ついついそうなってしまいがちです。そうならないために、起業したいと思ったとき一番にやるべきことを、僕の経験をもとにお伝えします。

僕が最初にやってみたのは「妄想」

何からしたらいいのか分からなかった僕が最初にしたことは、妄想です(笑)。「会社を辞めたらどんな生活をしたいか」ということを考えました。そうしたら、会社を辞めたら、週休3日くらいにしたいな~とか、通勤電車には乗りたくないな~とか、今より楽になりたいという考えばかり頭に浮かびました。他の方だと、豪華な家に住んで、豪華な車に乗って…といった妄想になるかもしれません。大切なのは、周りの人からどう見られるかを気にするのではなく、自分の理想を何も制限もつけずに描くことです。1秒でできるので、あなたも今すぐやってみてください。

その生活を手に入れるのに必要な年収は?

理想を描いたら、その生活をするのに必要な年収を決めましょう。欲張らず、最低このくらいあればいい、というラインを意識します。僕の場合は、そのときの年収と同じ800万円~1000万円のあいだくらいを想像しました。バリバリ働くような起業ではなく、時間の自由を確保しながら、身の丈にあった起業をしたかったので、多くを望むことは避け、今と同じか少し多いくらいをめざすことにしました。アラサー独身ならこれだけの年収があれば十分暮らせます。ただ、独身の方でいずれ結婚したいと思っている場合は、パートナーや子どもを養えるくらいの年収を想定しておいてもいいでしょう。ここでなぜ目標年収を決めたかというと、年収によって、めざすべき起業のスタイルが変わるからです。年収1000万円でいい起業家と、年収1億円をめざす起業家はやるべきことが全く違います。登山をするときに、高さによって、装備や準備が異なるのと同じことです。

理想の生活、年収を実現するための働き方、事業を考える

目標年収を決めたら、働き方や事業のイメージを固めます。年収1000万円くらいでいいなら、週休3日、自宅事務所、一人ででも十分実現できます。年収1億円をめざすなら、バリバリ働いて休みは週1日程度、事務所は自宅とは別に必要。人も雇う必要がでてくるでしょう。年収1000万円程度をめざした僕は、「サラリーマンのうちに不動産投資で安定収入をつくり、それを土台にしてキャリアコンサルティング事業を展開する」と決めました。働き方は、週3日は休みで、週2日は不動産投資、週2日はコンサルティングといった具合です。目安のような感じでいいと思います。

さいごに

このように、生活や年収の理想を描いてから、働き方や事業を決めていくと、どんな起業家をめざすべきか、ということが見えてきます。そうなったら、あとはその実現に向けてサラリーマンのうちにできることを考え、実行していくのです。僕は、このステップを踏んだことで、4年で安定起業できるようになりました。もしあなたがいずれ起業したいと思っているなら、妄想からスタートしてみてください。起業へのモチベーションアップにもつながるはずです。それではまた!

 

筆者(玉崎孝幸)プロフィール

<こちらもオススメ>

サラリーマンが起業に向けて自信をつけるためにすべきこととは?

えっ! これだけ!? 忙しくて起業準備が進まないサラリーマンが現状を打開する方法

サラリーマンが搾取されている、と言われてしまうワケ