営業職の方からよく受ける相談で「勤務時間が終わったあとや土日の接待や付き合いの時間が長くて苦痛だ」というものがあります。

時間的自由をめざして副業をしたい人にとっては、勤務時間はできるだけ短くするのが肝要

勤務後や土日の時間は仕事に使うわけにはいきません。

こんなときどのように対処したらいいか、付き合いの多かった記者時代にしていたことなどを踏まえて対処法をお伝えします。

完全拒否は難しいので、減らせないか考える

前提として、勤務時間以外の行動は制限されないのがルールです。

接待や付き合いの時間が勤務時間でないのなら、断っても構わないと考えるべきです。

ただ、職場全体が勤務後や土日の接待や付き合いが常態化しているとき、完全にそれを断るのは現実的には難しいでしょう。

できるだけ少ない参加で済むようにするのはどうしたらいいか、考えてみることが大切です。

職場全体を改革するのも一つの方法ですが、相当なパワーが割かれるため、ご自分の判断で選択してください。これもサラリーマンの現実です。

勤務時間内で結果を出す意識を持つ

勤務時間外の付き合いや接待を少なくするには、勤務時間内で結果を出せるように仕事のスタイルを変えることが重要です。

記者の場合、付き合いも仕事のうち、という側面があり、夜に取材先と飲食をして関係性をつくるケースも少なくありません。

そのため、どうしても夜も仕事の延長線上で時間を使ってしまうことが多いようです。

僕自身の場合、記者として結果を出すときに心がけていたのは、取材先にまめに顔を出したり、大切なイベントのときには欠かさず取材に行ったりするなど、メリハリをつけて取材先との関係を築くことでした。

落ちこぼれではありましたが、それを意識することで、短い時間で顔を覚えてもらうことができました。

これは勤務時間内にできることなので、工夫をして取材を重ねて、できるだけ自分の時間を確保できるように意識していました。

職種が変わると状況が変わるケースも

また、営業職の人が総務などのスタッフ部門に異動したりすると、早く帰れるようになった、というのはよく聞く話です。

これは、取引先との付き合いや接待の必要がなくなり、勤務時間外の拘束が少なくなるためです。

このように、職種が変わることで、一気に状況を変えられるケースもよくあります

どうしても時間が確保できないという場合は、職種替えを模索することも一つの方法です。

一方で、スタッフ部門は一般的に給与が少なくなるケースが多いなどデメリットが生じる場合もありますので事前に確認しておくことが大切です。

おわりに

サラリーマンは契約にのっとって働いていますので、基本的には勤務時間外に拘束されることはおかしいという認識を持つべきです。

そのうえで、現実的にはその数を減らす、勤務時間内で結果を出す、職種を変えるなどの手を考えるのがいいでしょう。

なお、サラリーマンを辞めると 、勤務時間という概念はなくなります

安定収入を確保する仕組みを構築できていれば、好きなときに働いて、疲れたら休む、といったことができます。

希望しない付き合いや接待などもしなくて済みます。

自分の時間の使い方は自分で決めたい、という気持ちが強い場合には、安定収入を確保する仕組みをつくったうえで独立することも一つの選択肢として考えてみてもいいのではないでしょうか。

それではまた!

 

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筆者(玉崎孝幸)プロフィール

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