サラリーマンを辞めたくなる理由の上位に上がってくることのひとつに長時間労働があります。
これで悩んでいるサラリーマンは結構います。
夜遅くまでの残業が何日も続くと、睡眠不足になったり疲労が蓄積したりして、健康にも影響が出かねません。
長時間労働をなくそうとする動きは、大企業を中心に起きていますがまだまだ浸透していません。
残業、長時間労働の状況を改善するために、どうすべきかを14年間のサラリーマン経験を踏まえてお伝えします。
定時で帰るためにどうすべきかを考える
残業を減らす、という発想では慢性的な長時間労働を改善する抜本的な対応はできません。
定時で帰るためにはどうしたらいいかを考えてみるくらいの思い切りが必要です。
残業が常態化すると、残業できるぎりぎりの時間を「定時」と思ってしまう思考に陥りがちです。
その3~4時間前である本当の定時までに帰るためにはどうすべきか、という考え方に変えましょう。
そうなると、これまでと同じ量の仕事を1.5倍くらいのスピードでやり抜かなければなりません。
無駄な時間はできるだけ減らすことが求められます。
僕の経験上、少なくとも2時間程度の残業を減らすことはほとんどの人が可能です。
無駄にしている時間をなくすことから手を付けてください。
上司との意思疎通不足による無駄な作業はないでしょうか?
また、生産性のない会議はないでしょうか?
僕自身も、それらの点を意識するようにしたことで、残業を2~3時間以上は減らすことができました。
その日に終えたいことを朝一番に確認する
また、長時間労働をなくすためにやってみてほしいのが、その日に終えておきたいことを朝一番に決めておき、それを終えたらすぐ帰る、という行動です。
サラリーマン時代は僕もこれを毎日していました。
そうすることで、目的意識をもって仕事に取り組めるので、スピードが上がります。
1日の仕事をただ漫然とするのではなくて、タイムトライアルのようなイメージで、できるだけ速く終えようとします。
その結果、夢中になりますのであっという間に1日が終わります。
夕方になり定時の1時間前になると、あと1時間で終えようとするので、再びスピードアップをすることもできます。
会議をできるだけ減らして作業時間を確保する
特に内勤の企画職などの人の場合、定時で帰るために減らしたいのが社内の会議です。
長時間の会議は、作業時間を圧迫するため定時退社の大きな敵となります。
その対策として、会議を不可として自分ひとりで作業をする時間を確保してしまうのが有効です。
部署内のメンバーに自分のスケジュールをオンライン上で公開するシステムを使っている方もいると思いますが、そのスケジュール上で、作業の時間を確保してしまい、会議は不可と宣言してしまいましょう。
僕も、内勤業務をしていたときは、月曜の時点で、その週の予定をすべて作業時間で埋めてしまい、会議をあとから入れられないようにしていました。
どうしても会議が必要な場合は、個別に相談していただき、その都度調整するようにしていました。
おわりに
長時間労働から脱するとき、もっとも厄介なのは、周りの目です。
僕の経験上、自分なりのルールを決めて行動していると、少しずつ周りの目は気にならなくなります。
また、勤務時間を少なくしても仕事の成果を下げることは許されないので、少なくとも合格点をとれるだけのアウトプットを出し続けることも欠かせません。
サラリーマンを辞めて独立した今では、仕事をする時間は自分で決められるようになりましたが、できるだけ少ない時間で成果を出す意識は今でも持ち続けています。
その結果、家族と過ごしたり、人と会ったりといった、人生で大事にしていることに時間を割くことができるようになりました。
もし、時間的自由を得るための準備をしたいと思うなら、長時間労働の状態から少しでも早く脱することを心がけてくださいね。
それではまた!
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