安定した収入、社会からの信用などメリットが多いサラリーマンという働き方。起業をめざす人が準備をするタイミングでは有利な働き方です。でも、実はそこには2つの大きなリスクをはらんでいます。このリスクを踏まえておけば、起業準備への身の入り方も違ってくるはずです。ぜひ最後まで読んでくださいね。

短期では低リスク。それがサラリーマン

多くの場合サラリーマンは、安定した収入を得られます。また、雇用主である会社などは、簡単にはサラリーマンを解雇できないようになっています。そのため「収入源」「一定の収入」の2つが確保されているサラリーマンは、大きな失敗をしない限り安定した生活を送ることができます。

働けなくなったら無給。それもサラリーマン

そんなサラリーマンが抱えるリスク1つ目は「働けなくなるかもしれない」というリスクです。どんな人も病気やケガがあって働けなくなる恐れがあります。そうなったら基本的に収入はゼロになります。過労やストレスなど仕事が原因で働けなくなっても、一時的なものを除いて会社は収入の面倒を見てくれません。このリスク管理として、サラリーマンはふだんの生活から健康維持や事故などの危険を避ける行動がとても重要です。

会社原因で失職しても無給。これもサラリーマン

どんなに元気に働けても、会社がなくなってしまえば収入はゼロになります。会社がなくならないまでも、事業不振による規模縮小で、徐々に人が減らされていくこともありえます。このように会社が原因で失職するリスクが2つめです。短期的にすぐにクビになるリスクは低いですが、長期では「会社のせいで」仕事がなくなる可能性もある、と認識しておくことは必要です。このリスクを下げるためには「当面はつぶれそうもない会社を選ぶ」「事業が好調な部署で結果を残す」「職を失ってもほかの会社で雇ってもらえるようスキルなどを磨く」といった行動が有効です。

さいごに

基本的には安定しているのがサラリーマンの地位。でも、「自分原因」「会社原因」のいずれかの原因により地位を失うリスクもあります。大事なのは「今のサラリーマンの仕事はいつなくなってもおかしくない」という危機感を持って働くことです。特に起業をめざしているなら、期限の限られたサラリーマン生活をうまく使って、素早く起業に向けた土台を固めることが重要です。サラリーマンで働けているうちに、最短最速で失敗しない状態で起業をするにはどうすべきか、それを考え続けることが必要です。

それではまた!

 

筆者(玉崎孝幸)プロフィール

<こちらもオススメ>

サラリーマンが起業に向けて自信をつけるためにすべきこととは?

えっ! これだけ!? 忙しくて起業準備が進まないサラリーマンが現状を打開する方法

サラリーマンが搾取されている、と言われてしまうワケ